美女!なのか?・・・縄文の少女その2


 何気に進んでいます。個人的な作品で人間を造るのは2つ目ですが、人間の体について、全然理解してない事がよく分かります。足って真っ直ぐじゃないんですね。
 さて、このお姉ちゃん、一応時代背景としては縄文時代中期の中頃(約4500年前)、ここ長野県内でも遺跡数がピークを向かえようとしていた時期を想定しています。場所はだいたい中部から関東西部。知っている方なら勝坂式土器の分布域と思って下さい。詳しい話は省きますが、この頃この地域では、食料としてドングリなどの木の実、ヤマイモやユリなどの根菜類に大きく依存していたと考えられ、規模の大きい集落や、派手で不可思議な文様を持った土器が多量に作られていました。私自身も考古学の道に進んだのは、この時期この地域の魅力に魅せられたというのが大きな理由です。
 ただ前後の時期と比べると、所謂装身具の類いはあまり発見されていないようで、模型としてはちょっと地味になってしまいました。次はもう少し後の後期か晩期で、色んなもの身に付けた人を作りたいですね。
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Comment

No title

なるほど、そういった遺跡が多いんですねぇ!そこに集落を形成し生活をしていた人々の姿を、発見された事実をもとに想像、というより再構築していくのは本当に興味深いです。弥生人と異なる縄文人の骨格というのもポイントとしてあるわけですよね。
このころの人達は、アニミズムというような信仰があったんでしょうか。顔や腕なんかに入れ墨とかペイントをしていたんでしょうか?…
最近の人類についても難しいですね。
でも、装身具の違いから集落の違いなんかもわかったりするんですか?

No title

タブリン様。なかなか鋭いご質問ですね。

>弥生人と異なる縄文人の骨格というのもポイントとしてあるわけですよね。

もちろん縄文人と弥生人の押さえるべき相違点はあるのですが、厳密にはそれぞれのなかでも地域や時期で違いがあるようです。もっとも私の模型的には、とりあえず「目を大きく、顔を丸く」といったところですね。

>このころの人達は、アニミズムというような信仰があったんでしょうか。顔や腕なんかに入れ墨とかペイントをしていたんでしょうか?…

一般にはアニミズム信仰を想定していますね。私もそう考えています。入れ墨は弥生人は行っていたようですが、縄文時代でも土偶の模様などから可能性は指摘されています。アイヌや沖縄の人のそれも示唆的ですね。
ただ模型に入れるかどうか、実は悩んでいます。
続く・・・

No title

>装身具の違いから集落の違いなんかもわかったりするんですか?

縄文時代の中でも、ある時期に特有の装身具がありますので、時代の指標になる場合もあります(もっとも通常は、我々は土器を基礎に時期を考えるのですが)。
また規模の大きい集落には装身具が多いという傾向はありそうですが、装身具が何らかの身分や出自の差を示すのか、単なるアクセサリーなのか、可能性は幾つか考えられます。そもそもこの時代に階級のようなものがあったかどうかも様々な意見がありますしね。

お答えになりましたでしょうか?
(ようするに、分からないことだらけなんですよ)

No title

はぁ~、なるほど!いやぁ、すみません、素人の質問に丁寧な、まるで博物館の学芸員なみのご回答を頂いて!(本物だっつうの!)
やはり人は(?)自分がどこから来たのかは気になりますよね。そういった意味でも、こういった時代の人間には興味があります。有り難うございます。縄文美人の完成を待ちます!

No title

あれ??? このポーズ、どこかで見たような気がするんだけど……思い出せない。

No title

jiji様、それは縄文人の復元画としてご覧になったという意味でしょうか?
まぁ私が思い付くくらいですから、きっと同様な構図のものはいくつもあると思いますが・・・。
思い出されましたら、ぜひお教え下さい。

No title

縄文時代へは行ったことがないんだけど、どこかで???    ・・・しつこいジジィです。   記憶はあちこちかすれてます。

No title

それは、きっとこれでしょう!!http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A60
いや、ゴーギャンかな?

No title

タブリン様、ご指摘ありがとうございます。ただ菱川師宣やゴーギャンとは恐れ多いです(ちょっと嬉しいような気もしますが)。
きっとよくある構図なんでしょうね。
jiji様はじめこのブログをご覧頂いている考古学関係者の方々(多分少ないですが)、同じような構図の復元画を知っておられたら、ぜひご一報を。
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