『諏訪湖底曽根遺跡研究100年の記録』発刊


 考古学に興味のある方ならご存知かもしれませんが、信州諏訪の高原の湖である諏訪湖には、既に100年も前から石器の採集できることで知られた場所があります。やがてそこは曽根遺跡と呼ばれ、豊富に見つかる約1万年前の土器や石器から、縄文時代の始原を語る上で欠かせない遺跡となっています。
 その著名な遺跡、諏訪湖底に眠る曽根遺跡のに関する本が刊行されました。
 内容は専門的で難解な語句も多いかと思いますが、特に前半では100年に及ぶ研究史が網羅され、学問において重要な要素である好奇心や情熱といったものが感じとれるかと思います。
 さらに石鏃1684点を含む「藤森栄一資料」を豊富なカラー写真とともに紹介。縄文時代草創期のみならず、あまり知られていない旧石器時代の石器や獣骨も資料化されています。もちろんそれぞれについて、各研究者の今日的な視点からの考察も加えられ、曽根遺跡を多角的に考える材料にもなるかと思います。
 是非ご覧下さい。

 ・ カラー図版込み537項
 ・ 監修 戸沢充則
 ・ 編著 曽根遺跡研究会(代表 三上徹也)
 ・ 発行 株式会社長野日報社
 ・ 2009年3月3日発行
 ・ 5000円(送料別)で販売されます。詳しくは、下記にご連絡を。
     pekopone@po24.lcv.ne.jp 曽根遺跡研究会(代表 三上徹也)

-------------------------------------------
 実は私(藤森)も、スクレイパー(削器)と呼ばれる石器について、ちょっとだけお手伝いしています。このブログでも、「石器の実測がどうのこうの」と、ぼやいていたあれです。もちろんこうした研究に携われることは、研究者としては大きな喜びでした。多少の苦労はありましたけどね。
 それから、お名前は挙げませんが、私の何倍も苦労された方々、本当にお疲れ様でした。
関連記事

Comment

非公開コメント

被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

関連サイト
カテゴリ
館長のつぶやき
最新コメント
おじゃまいたします
主に古生物について
ふらぎ雑記帳
タブリンの窓
umrおかめ通信
左上腕骨内側
ヤマモト生物模型作業週報

主に犬について
犬3頭と夫婦のノンビリ生活
座敷わらし犬とうさぎガーデン

主に考古学について
八ケ岳だより
日々のできごと、ときどき考古学

お友達のブログ
Lotus Root Design
めいのはま日記
縄文遺跡の上にある「富山県朝日町」お散歩日記
ぽこぽこ手帳

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSリンクの表示