予告ネタ最後・・・俺と船

 今日は仕事で疲れました。しかし、眠い目をこすってでも書かなくてはいけないことがあります。一部の方お待ちかね、散々引っ張った「漁船」の話し。
 どうです?上の写真、グッと来ませんか? では以下、グッと来た方のみお付き合い下さい。

 あれは私がまだ小学生の頃、亡父に連れられよく釣りに行きました。主に東京湾での船釣りです。
 当時は家に車なんてありませんでしたので、朝5時前後発の始発電車で半分夢を見ながら上野まで。そこで電車を乗り換えて、当時はまだ国鉄だった京浜東北線に。浜松町で降りると、船宿の車が迎えに来てくれています。実は今もJRの線路から見下ろせる位置なのですが、複雑に入り組んだ水路の一角に、釣船が何艘も並んでいたのです。
 冬だと船宿の前ではドラム缶の焚き火があって、冷えた身体を暖めてくれました。すると宿のおばさんが決まって「ぼく、お小遣い」といって500円札をくれます。何故だったんだろう、でもいつもくれました。
 乗船手続きを済ませると、さっそく船に行って場所をキープ。乗り合いですから早い者勝ちです。基本的に船の縁に沿って並ぶ感じですが、船の後の角は場所が広く使えたりします。
 準備が出来ると、船頭さんが器用に船を出し、狭い迷路のような水路をゆっくりと進みます。たまに「長い竿、気いつけてー」なんて言いながら、頭上すれすれの橋の下をくぐりつつ。さてようやく湾内に出ると、いよいよこれからです。釣り場目指してまっしぐらです。釣船といっても相当なスピードが出ます。ちょっと波が強い日は、うっかりするとずぶ濡れです。揺れも相当なものです。でも父親の隣に座って、東京の街の様子や、行き交う船について、色々教わるのが好きでした。波も風もエンジンの臭いも、それはそれで心地よいものでした。
 時には一時間近くもかけて釣り場に着くと、船頭さんの掛声で、みんな一斉に仕掛けを海に放り込みます。私は仕掛けを底に付ける釣りが好きでした。ハゼ、キス、カレイ、アイナメ等々。コマセかごを使うアジやサバ、タイ釣りは少し苦手でしたね、忙しなくて。
 さて、釣りですからもちろん釣れた方が楽しいのですが、エンジンを切った船が波に揺られて、その波に身をゆだね、釣り糸を海に垂らしたまま眠るのも好きでした。アタリがあれば自然と目は覚めますからね。
 帰りは既に夕暮れ。釣果があれば、行きよりも重い荷物です。父と分けあって担いで家路につきました。もちろん電車に揺られて。家では父が包丁を奮い魚をさばきます。私もたまには見様見真似で。お刺し身も、煮魚も、てんぷらも、みんな美味しかった。

 と、経験のある方なら何てことのない話しをつらつら書きましたが、その釣船を思いここさせる模型に、出会ってしまったわけです。もちろん色々と違いはありますけど、買わずにはいられなかったんですよ、「漁船」。


 で、上の写真の正体はこちら。134円で手に入れたアイテムを机の上に並べただけ。
 あ、商品としては鉄道模型のストラクチャーのシリーズです。興味ある方は調べてみて下さい。

 これにて、予告したネタはひとまず終了ですが、また行きたいなぁ、釣り…。
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