父よ、ありがとう

 先日、職場で土器の展示替え作業をする際、ネジで固定されていた展示器具を外そうと電動ドライバーを持ち出した。ところが固定具の形状から、この道具が使えない。それどころか、通常の長さのドライバーでは柄が長過ぎて使えないのだ。

IMG_0283.jpg

 そこですぐに取り出したのが、写真の工具セットである。ナイフや小型ペンチなどがあるが、このうちドライバーは、柄が短い上にアタッチメントで強い力も加えられる優れもの。おかげで時間は掛かったが、無事作業を終えることが出来た。

IMG_0284.jpg

 じつはこの工具セット、30年以上も前に、当時小学生だった私に、亡き父が買ってくれたものである。今でもはっきり覚えているが、父と母が東京のデパートに行くと言って出かけ、誕生日でもクリスマスでもないのに、なぜかスペースシャトルのプラモモデルとジオング(ガンプラです、ガンプラ)、そしてこの工具セットを、お土産としてくれたのである。
 スペースシャトルとジオングは、完成させた記憶はあるが、今はもうない。しかしこの工具は、数回の引っ越しでも失くさず、今も現役である。
 所謂大手ゼネコンに勤めていた父は、私か兄に、もしかしたらそんな道を歩ませたかったかもしれないが、二人とも全然違ってごめんなさい。でも、あなたのくれた道具は、今も大切に使っています。父よ、ありがとう。


追記・よい子は見ちゃダメ!全部意味分かる人は友達じゃないからね!

gCA250023.jpg
 父に買ってもらったジオング(旧キット)は、今は手元にないが、刻を越えHGUCとして再キット化されている。普通に作れば普通にカッケー。
 しかし、いくら脚が未完成とはいえ、代わりとなるAMBAC機能を持った推進器くらいないと機動性を確保できないだろ、いくらなんでもシャアがかわいそうだ!
 ということで、「本来脚部の付くはずだったところに、同じサイコミュ試験のセクションに置かれていたであろうMSN-01からごっそり脚部を移植したぜ」という妄想のもと、未完成のまま放置されているのがこの人。
 その後、さらに細かなディテールを追加しているが、このままでは老後の趣味になる予感。シャア、死んじゃう…。
関連記事

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

Comment

非公開コメント

被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

関連サイト
カテゴリ
館長のつぶやき
最新コメント
おじゃまいたします
主に古生物について
ふらぎ雑記帳
タブリンの窓
umrおかめ通信
左上腕骨内側
ヤマモト生物模型作業週報

主に犬について
犬3頭と夫婦のノンビリ生活
座敷わらし犬とうさぎガーデン

主に考古学について
八ケ岳だより
日々のできごと、ときどき考古学

お友達のブログ
Lotus Root Design
めいのはま日記
縄文遺跡の上にある「富山県朝日町」お散歩日記
ぽこぽこ手帳

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSリンクの表示