先輩こんなところで怒らないで! ラスコーは遠く、夢も遠く…後編

 上野です、科博です、ラスコーですっていつの話題だよ! はいすみません、すでに前編を書いたのが11月3日。まぁまぁいいじゃないですか、のんびりいきましょうよ。
 
 さて、姉とクロマニョン人が似ているかどうかはともかく、展示の中身です。奥さん、ラスコーの壁画ですよ、ラスコーの! メインとも言えるこの壁画の展示は、さすがの迫力です。いっそ真っ暗闇で、ランプの灯りのみで見れたら尚いいのに!なんて思いましたけどね。

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時間により輪郭線が光るようになっていました。これは分かりやすいです。

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実際はこんなにデコボコな面に描かれているんですねぇ。

 その他の展示についても、いいもの揃ってますよ奥さん。多分もう私なんかでは実物を見る機会のないものが沢山ありました。弱小考古学者の性か、そういった石器とか、いわいるポータブルアートとか、そんなものに目がいくわけです。この辺りは写真駄目なものもあるので、割愛。でもクロマニョン人が残した、骨に刻む動物の姿、うちの博物館でもワークショップで出来るかな?とか。
 あと、日本の旧石器関連の展示コーナーもあるのですが、こちらも何気に要注目です。

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でもこういうのも好物。作りたいなぁ、粘土で。

 しかし、やはり居られましたよ、そこかしこに偉大な考古先輩が。身を隠せ藤森! だが間に合わず、アシュール石器を見ていると背後にN口先輩の気配が。で、その石器について恐る恐る感想を述べると、
「もっと勉強しろワレェ!トンボ獲っていい気になってんじゃねえぞゴラァ!第一お前がなんでここにいるんじゃボケェ!」と罵詈雑言の嵐(大誇張)。ふう、怖い怖い。学問て怖い。やっぱ隠れてればよかった。
 でも、そんな仲良し先輩方と、ちょっとだけレセプション会場で並んでジュース飲みました。先輩方はもちろんワインです。セレブです。無理です。私に長時間この場は無理です。結局、招待状を出して頂いたJ.Iさんには会えず仕舞いで、展示監修のKさんにはご挨拶を済ませ、サクッとおいとま。
 そして、待たせていた妻とともに、懐かしい(本当は校舎が全然変わっていて、あまり馴染みの無い)母校を眺めつつ、美味しいカレーとコヒーを頂いて、帰路へ。
 
 科博とラスコー。なんて言うんでしょうか、憧れというのか、夢の彼方というのか、神の領域というのか。「すばらしい世界旅行」のあの曲が、自然に脳内で流れました。
「僕も世界中の遺跡とか野生動物とかを調査する人になりたいなぁ」と、漠然と夢見ていたあの頃。
 人間には得手不得手、向き不向き、あとはその、悲しいかな実力の差とか諸々ありますが(もちろん努力の差も)、自分が憧れていた世界を垣間見れた興奮と、どこかで少しそれてしまったなぁという感傷とを抱いて、新幹線のシートに身を委ねるのでした。

 まぁ、今の自分を嘆いても空しくなるだけですね。こうなったら洞窟遺跡つながりで、来年度はわがロックフェスにあの方呼んじゃおうかな?なんてね。

 やっと、おしまい(一ヶ月ごし)
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テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

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