発掘調査に行く(謎の女性も同行よ♪)

 某月某日とその二日後、発掘現場を3件、見学させて頂きました。女性同伴!

 まずは、長野県川上村の国史跡大深山遺跡。ここは著名な遺跡ですね。私も学生時代から何度も訪れていますが、標高1300mという高冷地にある縄文中期後半を中心とした環状集落。昭和30年代に、八幡一郎先生の指導のもと、地元の方々が調査をしています。

IMG_8353.jpg

IMG_8354.jpg

 今回は村教育委員会と日本大学による調査で、当時の調査の確認を行うとのこと。
 確かに、かつての図面にそって、遺構が隠れていました。なんだか感動しますね。八幡先生と会話をするような感じです。


 2番目は、山梨県北杜市の諏訪原遺跡。ここは数年に渡り、昭和女子大学が調査を続けています。女子大です、女子大。そら見学にも行きましょうとも。 

IMG_8374.jpg

 ここも縄文中期の集落跡。実はこの日、私はある場所で「土偶が出る」と予言をしていたのですが、私たちが着いたとき、本当に土偶出てました! ジェダイなの?それともヌメノールの血を引いてるの?
 まぁそれはともかく、詳しくはK先生の書かれたこちらのブログをご覧頂ければと思います。

IMG_8371.jpg

 尚、連絡を取って頂いたSSKお姐様の助言に従い、一応長靴と軍手持参で向かいました。しかし、住居址掘れるのかな?なんていう淡い期待は裏切られ、排土のネコ押し(一輪車で、土を運ぶ係)に任命されるとは。目の前で土偶出てるのに…。


 以上二つの遺跡では、主に大学生が作業を担い、頑張っていました。いや、ほんとに皆さん、暑い中一生懸命で、親切で礼儀正しくて、将来が楽しみです。日本の考古学も安泰です。
 なんて書きましたが、考古学で飯を喰おうと本気で思っても、なかなかその門は狭いのが現状。結局発掘で汗したり、頑張って卒論書いても無駄ではないかって、そんな相談も受けたります。私自身は、彼彼女らを助けてあげられる立場でもないし、なんの力も持ちません。
 が、絶対に無駄ではありませんよね。どんな世界に行ったとしても、頑張って考古学をしていた経験は、必ずあなたのプラスになります。仲間と一緒に寝泊まりして、普通しないような土木作業して、頭も体も使って、ご飯の段取りとかもして、夜も遺物の整理したりして、たまに先輩に怒られて(俺だけ?)、そういう経験は、必ず財産になりますからね。
 もちろん、本当に考古学を続けたい人が、何かの形でその力を発揮出来るようなものがあれば、そんなことも少し考えつつ、現場を後にしました。


 そして最後に訪ねたのが、やはり北杜市の上原遺跡。茅ヶ岳山麓の大遺跡で、縄文中期末から後期前半ころの集落です。こちらは上2つと違い、大規模な圃場整備に関わる調査で、市教育委員会が調査を行っています。

IMG_8375.jpg

 しかし、遺構とか遺物とかの前に、その規模と面積に圧倒されました。私はとてもこんな調査を仕切る自信はない。それだけ市教委のSさんが凄いのですが、これが今の考古学の現状、真実の姿。開発と保存の狭間で、苦しみ抜くのが私たちの立場。
 
 同行した謎の女性お二人は、どう感じただろうか。

 あれ、オチがない、オチがないよ奥さん!
関連記事

Comment

あら、うらやましい。
でも、私も、もうすぐピチピチの若い娘と旅行です😁

No title

残念ながら、羨ましがられる展開には…。

奥様と娘さんと、よい旅を(笑)
非公開コメント

被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

関連サイト
カテゴリ
館長のつぶやき
最新コメント
おじゃまいたします
主に古生物について
ふらぎ雑記帳
タブリンの窓
umrおかめ通信
左上腕骨内側
ヤマモト生物模型作業週報

主に犬について
犬3頭と夫婦のノンビリ生活
座敷わらし犬とうさぎガーデン

主に考古学について
八ケ岳だより
日々のできごと、ときどき考古学

お友達のブログ
Lotus Root Design
めいのはま日記
縄文遺跡の上にある「富山県朝日町」お散歩日記
ぽこぽこ手帳

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSリンクの表示