縄文人の指紋

 某月某実、いや別に隠す必要はないのですが、茅野市尖石縄文考古館で行われた
縄文ゼミナール特別編「縄文土器についたへこみ(圧痕)から縄文時代の生活を考える」
に行ってまいりました。

 丑野 毅先生の講演の他、会田 進さん、佐々木由香さん、中沢道彦さん、那須浩郎さん、そして中山誠二さんと、いつも何かとお世話になっている方々から、縄文の植物利用の最新研究をお聞き出来ました。もはや私はすっかり浦島太郎状態ですが、異なるアプローチから、またクロスオーバー出来るといいなぁ…。

 また、ワークショップでは、佐々木大先生と、毎年謎のTシャツを売りにやって来る那須大先生に、シリコンによるレプリカ法を直接ご指導頂きました。感無量であります。

 あ、ここで言うレプリカ法とは、土器表面にシリコンを流し込み(あるいは塗り付け)、土器に残された植物の痕跡や、模様付けに使われた道具を調べるという研究方法のことです。今日ではこの方法により、縄文時代にマメ類やシソ・エゴマが利用されていたことが解明されつつあるんですよ。

で、ワークショップの成果その1
IMGP2103.jpg
 実験的にマメを混ぜた粘土で作られた土器から、マメのレプリカ。ツルマメというダイズの野生種ですが、ちゃんとマメですね。実際にこのような圧痕の残された土器が、かなりたくさん見つかっているのです。縄文人、これを食べていたんですね。

成果その2
IMGP2092.jpg
 こちらは本物の縄文土器の底部から、土器製作時に下に敷かれていた網代のレプリカ。ちゃんと編んでますね。
 
IMGP2094.jpg
 そして、ちょっと気泡が入っちゃいましたが、よく見て下さい。なんと、縄文人の指紋が見て取れますよ!ざっと4000年くらい前の、私たちの祖先の指紋です。


 尚、4月から妻がこっちの仕事に復帰したこともあり、今回は夫婦で参加。上のマメは、妻が作業を行ったものです。おぉ怖い。

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Comment

指紋!

指紋、感動!
私が縄文土器を触る時、縄文人の手形がないかなぁ?
と、探りまくっているので、そんなにはっきりと指紋がわかるなんて。
いいなぁ。
そのシリコンのさらにレプリカでいいから、欲しい。指紋を身近に置きたい。

No title

指紋は、たまに見ますよ。
シリコンにシリコンはダメだから、石膏?でもそうすると、またネガ反転だ…。
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