たまには真面目に、縄文時代中期の研究によせて その2

 縄文時代の植物利用を押し進める研究の一つが、近年話題のレプリカ法による種子圧痕の検出。これは、土器に残された種子等の圧痕にシリコンを注入し、それを顕微鏡で観察することで、その時確かに存在した植物を同定するという研究です。もしもこの種子が、栽培植物のものであったら…。

 実は先日、この研究のパイオニアの1人である、山梨県の中山誠二さんより、その手法を教えて頂く機会を得ました。
 以前お会いした際に、このブログでも度々紹介している南相木村の大師遺跡出土の縄文土器(前期後半諸磯b式土器)に、それらしい痕があるとお話ししたところ、わざわざお越し下さったというわけです。

IMG_1061.jpg

 実際の作業自体はそれほど難しいものではないのですが、なにせ土器を一点一点見て行く必要がありますから、時間と根気が必要とされます。
 この努力無しでは、前回書いたマメ類利用の可能性は見えて来なかったわけですし、今後も続けて行く必要があるはずです。

 前期から中期へ、その流れのイメージを、この遺跡を通して考えたいと思います。
 (中山さん、ありがとうございました)
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

Comment

No title

種子圧痕の写真アップで見たいです。

No title

アップの写真、撮ってません!
ここからは顕微鏡の仕事ですので。

でも、一枚くらい撮っておけば良かったですね。
反省。
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