翡翠の旅(結果論)本編

 先週のお話し。
 実は4月で賞味期限の切れる代休がありまして、ちょうど妻も休みが取れるという事でした。そこで「春だし、お花見とでも洒落込もうじゃないか」という事になりました。しかし今年は開花が遅く、有名な高遠城の桜も、ちょっとまだ見頃前だったのです。
 じゃあどうしようかしらん、と話し合うこと数分。なぜか「海を見よう」ということに決定。これ、わが家ではよくあるパターンなんです。すぐに日本海を見に行きます(笑)。さらに今回は、おまけで新潟県上越市で高田城の桜が見られれば上出来か、ということで、千曲川を横に見ながら北上開始です。

 さてさて、いつものように上信越道を使いますが、今回驚いたのが、野尻湖以北の残雪の多さ。もう4月も半ばだというのに、場所によっては2mを超える雪。今年はやっぱり雪が多かったのですね。雪国にお住まいの皆さん、本当にお疲れ様です。
IMG_0639.jpg

 という思いを持ちつつ、さらに北上して上越市高田に到着。桜は…はい、結構咲いておりましたが、平日だというのに凄い人出。結局駐車場が見つからず素通り。さらば、高田城(写真もなし)。

 気を取り直して、再び北に。ここまでくれば海はもう目の前ですが、さすがにただ海を見るだけではなんなので、ちょっと足を伸ばして糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに行くことにしました。数年前長者ヶ原考古館には行ったのですが、こちらは寄れなかったんですよねぇ。
 さぁミュージアムですが、なかなか見応えがあります。妻は何度も感嘆の声をあげておりました。しかし惜しむらくは、私に地学鉱物学の知識がなさすぎる事。解説文を理解する余裕がない。とりあえず発した言葉は「三葉虫カッケェ!」。勉強しろエイジ。はい、お土産は入門用のご本にしましたよ。
 で、でも、フォッサマグナを発見したエドムント・ナウマンが、野辺山近くの平沢(獅子岩付近)で、右手の八ヶ岳と前方の南アルプスを見てその着想を得たっていうのは知ってたもんね。そこに立ったことあるもんね!

 まぁそれはさておき、糸魚川と言えば、やはり翡翠。言わずとしれた縄文時代以来の宝石です。波に触れたくて降りたのも、もちろんヒスイ海岸。考古学研究者たるもの、この海岸で翡翠の転石を探すのですよ。翡翠、ヒスイ、ヒス…ひ…全然分からん(笑)。いいんだ、波と戯れたから。
IMGP8333.jpg

IMGP8341.jpg
 山の人、海が好き。テトラポットも大好き。

 そして近くのお店で腹ごしらえをして(お寿司!)、まだ明るいので、このまま姫川を遡って松本方面に出て帰る事に。いやいや、姫川、かなりの激流でございました。特に雪がまだ残っていたせいでしょうか、走っている国道148号線も、並走するJR大糸線も、まるで滝の中を通るような感じでした。いつも行き来する方や地元の方はそうは思わないのかもしれませんが、私たちには驚きの風景でした。
IMG_0649.jpg
 この写真はまだ下流で、これより上流が凄かったんですよ!

 遥か縄文時代、この川と海岸に潜む翡翠を見出した人々がいて、さらに後には、奴奈川姫の伝説を産んだ場所。それを感じるに充分な神秘性でした。

IMG_0654.jpg
 そして、お土産。緑の石は石ですが、果たして(笑)。
関連記事

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

Comment

翡翠もぱっとみでは分からないのですね・・・


ちなみに、小学生のころ高田城の隣に住んでました。よくお堀で釣りしたもんです。懐かしい(笑)

No title

>緑の石
 いわゆる「きつね石」ですね。我が家も初めて糸魚川を訪れた時大量に拾ってきました。白い石を狙ったほうがいいよ、っていう人も多いみたいです。
 いつかは「ろうかん」をゲットしたいと思っていますが、なかなか。オークションで落としてみたりしますが糸魚川産の本物なのか半信半疑です。ただ、海岸ではその他の石もすごくきれいなのが多くて、ヒスイじゃなくてもいいやって。山の民は海を見ると興奮しますね(^^)

No title

お疲れさまでした~(*^^*)楽しそうな休日で、良かったですね。
フォッサマグナミュージアム、見ごたえありますね。今度は青海の自然史博物館もおすすめです。

で…ミドリの…石。
これはミドリの石ですね(^-^;普通の…鉄分の多い…ロディン岩か、濃いのはもうちょっとアップなら、ネフライトか確認できるんですけど。

今度、ロウカンを見せてあげます。翡翠は難しいという人もいますが、中途半端な翡翠は難しいですが、高品質翡翠は間違えようがないです。

Re: タイトルなし

> 翡翠もぱっとみでは分からないのですね・・・
うむ、わからんわからん、全然わからんよ、多分。

> ちなみに、小学生のころ高田城の隣に住んでました。よくお堀で釣りしたもんです。懐かしい(笑)
おう高田に!妻の叔父さんが昔住んでいたそうです。
(あまり所縁ない?笑)

Re: No title

> >緑の石
>  いわゆる「きつね石」ですね。
「きつね石」って言うんですね(笑)。

>  いつかは「ろうかん」をゲットしたいと思っていますが
「ろうかん」なんて夢のまた夢ですねぇ。蛇文岩さえ、海岸では分かりませんでした。
でも、波で光っていた時は、どの石も奇麗だったんですよ~。

山の民は海見るとたまりませんよね。
結局波の音だけで満足でした。

Re: No title

やっぱり、ただの緑の石でしたか。実は一つくらいは…。
でも波に光っていた時は、どれも奇麗だったん…以下略。

「ろうかん」お持ちなんですね!
ぜひこの次は海岸で、うふふ、あははって走りましょう!
いや違った、翡翠道のご指南を。

No title

うふふ、あはは、の方がいいで(*^^*)
ビキニーズを招集しておきまーす。お魚釣って食べましょう。

えぇ!ビキニーズ!? 犬のペキニーズじゃなくて?

これはもう、女房を質に入れてでも!
非公開コメント

被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

関連サイト
カテゴリ
館長のつぶやき
最新コメント
おじゃまいたします
主に古生物について
ふらぎ雑記帳
タブリンの窓
umrおかめ通信
左上腕骨内側
ヤマモト生物模型作業週報

主に犬について
犬3頭と夫婦のノンビリ生活
座敷わらし犬とうさぎガーデン

主に考古学について
八ケ岳だより
日々のできごと、ときどき考古学

お友達のブログ
Lotus Root Design
めいのはま日記
縄文遺跡の上にある「富山県朝日町」お散歩日記
ぽこぽこ手帳

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSリンクの表示