|Posted:2007/07/18 18:47|Category :
館長日誌|

さて、3泊4日の北海道旅行でしたが、三日目は函館泊。定番の「五稜郭」や各種資料館、そして翌朝にはこの旅の目的の一つ、「土方歳三最期の地」に行ってきました。
二日目に訪ねた「北海道開拓記念館」とあわせ、地質時代から戊申戦争まで、わずかですがこの土地の歴史に触れる事が出来ました。
特にこれまで本でしか知らなかった北海道独自の歴史、すなわち続縄文、擦文、オホーツク、そしてアイヌと、北の大地の生んだ豊かな文化を感じられたのが、自分的には大きな収穫でした。今度また行く機会があれば、ゆっくりと遺跡巡りをしたいものです。
そうそう、古生物の分野では、「北海道開拓記念館」でステラー海牛の化石に触れる事が出来ました。下顎骨、細かったなあ。
それにしても、予想よりも寒かった。特に吹く風は冷たく、「やっぱりこれが北海道か」と勝手に思っていました。しかし最終日の朝、たまたま犬の散歩をしていた老婦人と少し言葉を交わしたところ、私たちが滞在していた間は、この季節にしては寒かったとのこと。でもそれが私にはよかったんでしょう。厳しい寒さの中に生まれた歴史を、少し考えることが出来ました。旅行者の身勝手な思いではありますが。
また、今回改めて感じたのは、友達の素晴らしさでしょうか。いい仲間を持てて幸せです。みんな、この次まで元気で。
そして、留守を守っていてくれた新潟のKさん、一日も早く皆さんに笑顔が戻りますように。