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4作目の羊毛フェルト14日目・フッフールが飛んだ!アイツはきっと単弓類だ!

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 「人間、どんな状態でも、楽しいことを楽しまないとダメ」って、あの人(誰?)が言ってました。ということで、まぁまぁ色々ありますが、フッフール進めてます。
 今回は映画デザインそのままよりも、ちょっと中国の龍っぽくアレンジ。胴体や尻尾は長めに。前手も小さくしましたが、ここはやり過ぎたかも。目も少し小さ気味。ただそれでも、あの耳がある限り、ちゃんとファルコンに見えるので大丈夫です。あ、フッフールなんだけど。

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 で、作りながら考えるに、この人はどうも、単弓類(哺乳類型爬虫類)ではなかろうか。ていうか、そんな感じの手足になってしまった気がしてます。 別にだからと言って、全体を合理的に解釈するまではしないのですが(そもそも飛ぶし、ファンタージエンの住人だし)、それでも、何気に染み付いた(こう見えても、60個くらい粘土で動物作ったんだよ!)四肢動物のお約束とか関節のタイミングとかを踏まえて、今回のように既存のキャラクターをアレンジするのも楽しいですね。
 つーことで、次回もドラゴン系かしら。誰もが知ってるあの子を、私流に解釈してなんとなくそれっぽく。先日、某所で展示も観たしね。

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 それにしても、でかい。妻は「天井から吊るせば?」と言ってくれましたが、今回はこんな感じでディスプレイ。フェルト1号ことお目目ちゃんもご満悦。

4作目の羊毛フェルト5日目・いけない子だね、フッフールとお呼び!

 ということで、目が治るまでプラモやめて、4つめの羊毛フェルトチャレンジです。前回のヘラジカは、はい、うまくいきませんでした。気を取り直して、前からいつか作りたかったものを。グローグーに続き、キャラものです。

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  以下、長くなります。 
 映画『ネバーエンディング・ストーリー』をご覧になった方は多いかと思います。私も1984年の公開当時、近所のご学友二人と、確か銀座で観ました。親達は私たちを映画館に残して、どこかに買い物だかなんだかに行っていたと記憶しています。うちの母が「本当は私も観たかったわ」と言っていたのを覚えています。
 もちろんその頃の私は、原作『はてしない物語』など知らず、ただ見たこともない映像と物語に魅了されました。中でも、まるで見た目犬の、”幸いの竜ファルコン”に惹かれます。 
 やがて時が経ち、映画の内容は原作のほぼ前半のみであること、映画のラストシーンその他について、原作者のミヒャエル・エンデが激おこぷんぷん丸であったことなどを知り、まぁその理由も理解するのですが、映画版のビジュアルは、今でも優れていたと思っています。
 で、ややこしいのはここからです。映画でも原作でも”幸いの竜”は非常に重要な役割を果たすのですが、実はまず、名前が違います。映画ではいかにもかっこいい感じの前述”ファルコン”ですが、原作では、ちょっと可愛みの”フッフール”。そして見た目も違います。原作(日本語訳版?)の挿絵ではもっと普通に我々のイメージする竜(むしろ龍)ですが、映画ではご存知のとおり、ほぼ犬です。白くて長い、変な犬です。どうしてこの辺りの改変があったのか、私には知る由もありませんが、名前は”フッフール”の方がかわいいし、見た目は謎の”イッヌデザイン”が好き。ナヌークにも似ているし。
 ということで、ややこしいですが、ていうか勝手にややこしくしていますが、今後このひとは、デザインこそ映画版”ファルコン”基準ですが、呼び名は原作からの”フッフール”でお願いいたします。まぁエンデは許してくれないかもしれませんけどね。

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「ファルコンって呼ばれても、お返事してあげないんだからね!」

 ちなみに、映画版そのものというよりも、「もしもこんな生物がいたら?」という感覚で、少しアレンジしています。それにしても、デカすぎた。

ヘラジカ完成? だってもう無理~

 なんだかんだで、ここ最近、あちこちで喋りましたな。しばらく休憩。ほんと、目も直したいし。このままだと、読書もプラモも辛い。とは言っても、公務は安めないんですけどねぇ。面倒な(ていうか意味不明な)調査書類山積み。盆明け締切の調査多すぎじゃね?文◯省さんよぉ。

 ま、それはそれとして、目が辛い時は、あれですよ奥さん、そう、羊毛フェルト! ん?そうなのか?プラモと同じで辛いのか?いや、そうだろうな、普通に考えると。
 でもあれです、ちょっと試してみたいので、フェルト再開しようかと。となれば、作りかけだったヘラジカを仕上げちまいましょう。えいっ!

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シ、シルエットのみだと、まぁまぁかも?

 というわけで、これで完成とします。が、正直に申し上げます。下手っぴです。粘土使ったり色塗ったりと反則技を使ってもここまで。そして、これ以上続けても大して変わらないと、これまで60以上の動物模型を作ってきた私の勘が叫びます。
 どうやら、フェルト初心者には無謀な挑戦だったようですね。修行が足りませんでした。

 ここは一旦気を取り直し、次はもっとモフモフでホワホワなやつを作ろうかと。今度はきっとうまくいく気がする。夢見る少年(初老)。

 
 

良い子は読むな! 俺たち上野の森ブラザーズ

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 先日、ある古い友人と再会。彼とはお互い高校生の頃、日本を代表する模型誌『月刊Model Graphics』の投稿コーナーで恐竜模型を通して知り合い、以降、彼はプロの古生物アーティストへ、私は学芸員(実は地方公務員)となり、今日に至る(雑)。
 その間、ネット上でやり取りしつつ、数年に一度顔を合わせる中だが、お互いおおよその活動は把握している。 で、先日彼がこちら方面に仕事で来た折会ったわけだが、食事をしながら、50のオッサン同士がお互いを褒め合うという、側から見るとそれはもう痛い痛い展開に。 
 曰く「俺たちよぉ、分野は違えど、上野の森に自分の作品が展示されたわけじゃん?もう人生上がりじゃね?」
 「マジで、新しい分野切り拓いたりよぉ、なんか賞取ったりよぉ、凄くね?」
 「まぁ後は後身の指導だよね。居るかな、俺たち程の逸材がよぉ!」 などなど。 
 
  しかし、80年代ジャンプ脳の私たちの会話は、その後当然のように、そっち方向に。 
「俺たち、キン肉マンで言うと誰かな?」 
「まぁそうね、流石にロビンマスクやウォーズマンじゃないよね」
 「うん、テリーでもないし、運命の王子たちってのも違うし」
 「かと言って、完璧超人って柄でもないし」
 ということで、出た結論は、悪夢超人ブラックホールと正義超人ペンタゴンの四次元殺法コンビ!おぉ〜。 でもさて、一体どっちがどっちなんだって話ですが、アイツら裏返ると入れ替われるから、どっちでもいいかということに。 
 
  え?意味不明?すみません、ググって下さい、いや分からないままでどうぞ。て言うか、今文字にして分かりましたけど、ほ・ん・と・う・に、ダメな大人ですね、わたくし。

精進します。


蛍が来ました

 ようやく眼科に。まぁ分かってはいましたが、中心性漿液性脈絡網膜症の再発。本を読むのが辛いのが辛いですね(仕事の教育費調査?とか教科書需要数?とかも辛いけど!)。

 それはともかく、何年振りかで、わが家のベランダに蛍が来ました。ちゃんと仲間に会えたかな?



 そして、何年振りかにYouTubeに動画投稿したら、過去の投稿が見当たりませんな。ま、どうせ大した動画はないんですけどね。
(そもそもYouTube見ないし:笑)

ブランカ

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 今日は、愛しいブランカの命日。もう6年も経ってしまいました。今年も、あの時棺に入れたホタルブクロの花がお出迎えです。

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 もし今、急に不治の病を言い渡されたら。もちろん動揺するに決まってますが、なんだろう、特にナヌークとブランカが旅たってからは、以前ほど死を恐れなくなりました。あの子たちに向こうで会えるなら、それはそれか、という感じでしょうか。
 生死観まで変わりました。本当に、愛しい存在です。
「存在でした」とも書けない。過去形にならない。多分私がこの世を去る、その瞬間まで。

37歳になったんだよ!

 先日、無事37回目(嘘)の誕生日を迎えました。おかげさまで、何とか生きております。
(一部の皆さん、色々ありがとうございました)

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51歳の朝。愛娘イコロと。自撮りですよ何か問題ありますか?

 さて、考古方面ではちょこちょこ書いたり話したりしてますが、紹介するエネルギーが切れたので、奥さんぜひ、ググって下さい!(雑)

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 ということで、皆さん、どこかでお会いしたら、新しいiPhoneお願いしま〜す。

 


恐竜は、古い方がいい

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「古生物の復元つぅのはよぅ、最新の知見に基づかなきゃ意味ないんだぜ!」と、息巻いていた若き日々。 
 もちろんそれは若さ故のなんちゃらで、古いものであろうと、その時点できちっと作られているものは、輝きを失なわないものです。
  そんな大人の貴方にピッタリの上野の森美術館の特別展「恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造」を見て参りました。一言で言えば、恐竜という存在が科学的に認識されるようになる1800年代からの、恐竜その他古生物の復元画(及び立体物)を集めた展示です。

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  私が恐竜に興味を抱いたのは4歳くらいのはずなので、ざっと46年前。それ以来、図鑑で見ていた、本当に穴の開く程見ていたあの復元画が、こうして目の前に。感涙でした。
  そしてまた、友人である古生物造形作家の徳川広和氏や、勝手に恐竜模型の師と仰いでいる荒木一成氏の模型も見られるという胸熱展示でした。さらに徳川氏に至っては、公式図録の巻頭に文章も寄せているという、まことにけしからん展開。いやもう、知り合った頃の高校生の俺たちが知ったら、ぶったまげますね。

  帰りには、上野駅構内の素敵なお店で、恐竜本を一冊。最新の研究成果ももちろん良いのですが、こういった、学問の歴史にもシビれる50代になりました。 
  というわけで奥さん、今夜はバーボンでも飲みながら恐竜発掘の夢でもどうですか?まぁバーボンとか言ってみたものの、バーボンって何?茶色いやつ?  

土器を観る 八ヶ岳縄文文化研究会 in 長和町

 去る6月18日、長野県長和町の原史・古代ロマン体験館のご協力のもと、第5回八ヶ岳縄文文化研究会を開催しました。
 土器研究のスペシャリストである寺内隆夫さんに、土器の解説を直にお聞きするという企画でしたが、30名近い皆さんにご参加頂きました。
 長和町藤ノ木Ⅱ遺跡の調査では、縄文時代中期全般の土器が出土していますが、今回は主にその前半期の土器を題材に、土器の背後にある人間の存在をどう引き出せるかという課題を頂いた気がします。
 寺内さん、長和町の関係者の方々、本当にありがとうございました。

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 さてこの会、私がサボっていたせいで、ちょっと人数が減った時期もありましたが、今回ある方が、「続けてきてよかったですね」と言ってくれました。
 また、研究者とか文化財担当者のみでなく、縄文時代に興味のある方とか、大学生とか、いろんな方が参加してくれています。
 焦点が定まりにくいというご意見もありますが、私は今のところ、こんな感じでいいと思っています。難しいのは当たりまえ、配慮はしますが遠慮はしない。
 そんなスタンスで行きたいと思います。

 次回もよろしくお願いします。

 

仁義なき羊毛フェルト・ヘラジカ編

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 羊毛フェルト作品第三弾のヘラジカ。フェルトと言いつつ、角と蹄は粘土という残虐ファイトを見せていますが、今回さらに、えぇっと、その、なんていうか、絵の具で色塗りました…。

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 いやだってですよ、どうしても欲しい色のフェルト無いんですもん、仕方なくないですか?それに色の境目の微妙な部分、やっぱりフェルトだけだと難しいんだもの!
 ということで、まぁ反則っちゃ反則なんですが、やってみると分かりますが、絵の具で下地の色が変えられるほど、フェルトは甘くありません。あくまで補助的な手段です。補助。そう補助。ですので、これは許される行為であると、うちの猫も言ってます。

 で、8割ほど完成した本体に、粘土製の角をドッキング。ついでに左角はディテールを入れ塗装もしてみました。まだ修正が必要ですが、おぅ、なんか、ヘラジカに見えてきました、ね?

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 ここまで来れば、次回作のことも脳裏に浮かびますね。次はアレかアレかなぁ。ぽわわゎ〜ん。



被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

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