ナヌーク、走る

 実は先日、兄犬ナヌークが余計なものを食べてしまい、ちょっとダウンしておりました。ようやく一昨日あたりから調子を取り戻し、今はもう元気に走り回っております。
 
IMGP5560.jpg
ちょっと久しぶりのご近所ドッグランで、満面の笑み。


 普段はあんまり動画って撮らないのですが、嬉しくてつい。でもこの人、ボール渡してくれないんですよねぇ。まぁ元気になって良かった。長生きしようね、一緒に。

 平穏な日々が、一番。

テーマ : 犬猫のいる生活
ジャンル : ペット

オチがない、その上キザである。

 再び、恩師戸沢充則先生と、祖父藤森栄一の文章を読んでいる(尻に火がついている)。
 そんな中で先日気付いたのだが、2011年に初めての単著を出した際、私は戸沢先生に、こんな手紙を出していたようだ。以下、セルフ引用。

「現在は大久保基金の成果の論文化や、隣の南相木村で掘り当てた諸磯期集落の報告書作りを行っておりますが、いつか、関東西部から山梨・長野両県の、縄文中期のガイドブックのような本を出せたらと考えています。少し背伸びをした中高生や、知的好奇心に飢えた大人たちに読んでもらえるような本が編めればと。ぜひ今後も、ご指導下さい。」

 よくもまぁこんなことを先生に。若いって怖いですね。

 だがそもそも、初めて考古学を教わったのは、まだ武蔵野の面影の残る東京の郊外だった。今度の本は長野止まり。そしてもちろん、まだまだ足下も知らないことばかりだが、少しづつ、次を目指したいと思う。
 今後も、ご指導ご鞭撻のほどを。
 

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

研究者よ、譽田に頼るな! 俺は頼る。

 譽田亜紀子(こんだあきこ)さんの本を読むのは3冊目でしょうか。なんか下さい。あ、インフルエンザもらいましたけど。
 それはさておき、コンダさんの新刊『土偶のリアル』拝読しました。

IMG_9987.jpg

 これに限らずですが、コンダさんの本を読む時は、まぁなんて言うんですか、一応私、専門家じゃないですか。フリライターにして土偶女子とか?、さてどんなこと書くんでしょうねぇ〜的な、若干上から目線で入るのですが、いつの間にか「そうなんだ、知らなかっぜ。コンダさん、スゲー!」ってなるんですよね。
 つまり本当に詳しく調べて(取材という感じなのでしょうか?)書かれており、今回の場合で言えば、全国の土偶やその発見に関わる記録集という側面もありそうです。
 そして、各地の研究者と繋がりを持ちながら、まずは事実にそって書かれているので(ここ重要です)、きちんと押さえるべきポイントは押さえてあります。その上で、許される範囲の想像を加えていく、そんなスタイルが確立したのではないでしょうか。こんな風に使ってもらえれば、私たちも、調査報告書の作りがいがありますよね。
 それと、こうして分かりやすく、発掘の過程や研究の基礎を取り上げてもらえることは、大変有り難いことだと思います。同時に、多くの方に、考古学を知ってもらう切っ掛けになっているのだと思います。

 こうなれば土偶にこだわらず、考古学の発見ヒストリーなんていかがですか、次回作で。
(アイディア料下さい)

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

恐竜を作ったら、縄文の本が書けました・その2

 さて奥さん、先日の続き・・・・・・どこまで書きましたっけ?

 そうそう、徳川さん。彼とはその恐竜模型が縁で、高校以来何かと交流が続いていたわけですが、その後、彼は本当に古生物復元模型のプロになります。私はと言えば、志半ばで古生物を諦め、考古学を学びます(笑)。まぁ細々と、趣味で模型作りは続けていましたが。

 そして時が過ぎ2010年12月、彼が関係していた、大阪府岸和田市のきしわだ自然資料館(ちりめんモンスターでも有名ですね)の企画に、なんと私を招いてくれたんですね。古生物界隈で本当に著名な方々の中、藤森は趣味の復元模型の楽しさを話してくれという、なんとも無鉄砲な依頼。頼む方も引き受ける方もどうかしてるぜ的な。その時の様子は当時あちらこちらに書いて頂きましたので省きますが、まぁ、笑いはそこそこ取れ、本人的には満足でした。

 で、実はその場に、私もその時は全く知らなかったのですが、東日本の新幹線利用者ならおなじみ、やたらクオリティの高いフリーペーパー『トランヴェール』の編集をされている、藪下純子さんがおられたのです。その後も、諏訪市で行った私の講演にもわざわざ来て頂き、まぁありがたい、なんて思っていたら、「トランヴェールで縄文の特集をやるが、それに絡みませんか?」との依頼が。ダメダメ、トランヴェールは人気紙、ダメダメ!と当初は思いました。第一それぞれの場所に私よりもふさわしい方が居られますしね。と、言いつつ、ちゃっかり案内役?として紙面に出てしまった私。そして掲載されたあまりにわざとらしいポーズの写真が、現在もdisりの対象とされております。まぁ、やらせだし。それが2013年の5月です。

IMG_9983.jpg


 しかし、そんな恥ずかしいポーズの私に目をつけた方が居たのです。
 当時、「信州の縄文文化を紹介できる本を作りたい」と考えておられた、デザイナーの石川孝さんです。ある日石川さんから「縄文時代の本を作りたい、ぜひ協力してもえないか?」という感じの打診がありました。確か2回目にお会いした時には、イメージのサンプルも見せて頂いた記憶がありますが、それを見て私は、「これはカッコいいぞ、いけんじゃね?」と思いました。

 そして2014年7月11日(あれ、誕生日じゃん)に出版社から正式なゴーサイが出されました。その後色々あり、まぁ私がグズなのが一番の原因でしたが、長い長い時間を費やしてしまいました。しかし石川さんや編集の方には、最後まで諦めず付き合って頂き、ようやくこの2017年の2月、出版に至りました。なお、本のデザインや体裁を褒めてくれる方が多いですが、それは全て石川さんのお仕事です。石川さんとお仕事が出来たことは、本当に幸運でした。
 このように、始めから終わりまで、出会いありきの展開で、多くの皆さんに感謝しかありません。そうそう、きしわだ自然資料館でお世話になった風間美穂学芸員はじめ関係者の方々には、昨年に私の職場の講師に来て頂くという交流も生まれましたね。

 そして、完成した本を見てくれた徳川氏からは「しれっとアンタの模型載せてるやん!」という褒め言葉?を頂いております。えぇ載せましたとも。ありがとう、コティロ兄さん※!
※コティロ兄さん・・・正式にはコティロリンクス兄さん。某SNS上では、相手に特定のアニマルネームを付けることが多いが(例、ウルフ、カメ、ヤギ、各種鳥など)、徳川氏の場合、普通誰も知らないし、ましてや立体模型になどしないであろうペルム紀の単弓類、コティロリンクスを作成し、かつそれが世界中の古生物学者の絶賛を浴びたところから、その属名をもってコティロ兄さんと呼ばれることが多い。

 というわけで、恐竜から縄文の本が生まれたという、古生物学と考古学をより分かりにくくするお話でした。奥さん、お子さんに「僕恐竜が好き」と言われたら、数学頑張るように言って下さいね!

 


《以下、もし間違って若い方が読んでいたら。卒業シーズンだし》
 私は高校生で恐竜模型を作っていた頃、本気で「これで将来飯が食えたら最高だ」って思っていました。もちろんそれは身の程知らずだったのですが、真剣に模型を作っていました。でなければ、徳川さんたちの目にも留まらなかったと思います。その後理系には進めず、大学では考古学を選択しましたが、発掘調査や遺物の整理作業にはたくさん参加しました。今は職場の環境もあって、実践経験は同年代でも少ない方ですが(もっと凄い方はいくらでも居られます)、でもやっぱり学生時代の経験は下地となり、今の私を支えています。でなければ、自信をもって考古学を語れないでしょう。考古学の本の依頼など、間違ってもなかったでしょう。
 だから皆さん、将来役に立つとか立たないとかはあまり考えず、目の前に夢中になれることがあれば、ぜひ真剣に夢中になって下さい。私たち大人は、そんな努力が無駄にならない世の中を作るように、頑張りたいと思います。

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

恐竜を作ったら、縄文の本が書けました・その1

 突然ですが奥さん、古生物学考古学って、区別付きますか?ざっくり言うと、前者が恐竜とかマンモスとか、すでに絶滅した動物を研究する学問、後者は土器とか石器とか、人類の歴史や文化を研究する学問です。
 つまり全然違う学問なのですが、これが結構よく混同されるんですよね。そしてややこしいですが、私、本職では考古学やってますが、趣味で古生物の復元模型を作ってるんです。実にややこしいですね…。

 で、私この度『信州の縄文時代が実はすごかたという本』という本を出したのですが、これはもちろん考古学の本ですよ。
 だがしかし、この本を出すまでには、実は古生物への取り組みがあったということで、以下、人生何がどう繋がるかわかんないね、という話です。

 さて、「お前の古生物好きなんて知らねーよ」という新しい読者のみなさん、とりあえず、私のホームページ「A.E.G自然史博物館」をご覧下さい。
 見ました?結構真面目に取り組んでますでしょ?
なお、そんな私に向かって「魚竜って知ってますか?魚竜?」とか「ベロキラプトルって恐竜がいるんですけど」ってご教示くれた方、あ・り・が・と・う、ございます)
 まぁ要するに、粘土で古生物の模型を作るのが趣味なんですが、この模型作りは高校の頃にはじめておりました。実は当初から、模型雑誌の投稿コーナーに掲載してもらったりして、業界?ではちょっとした有名人?で、同じ志をもった方々から連絡をもらったりしておりました。
 そしてその中の一人に、このブログでも度々登場する、徳川広和さんがおられます。実は彼との出会いとその活動が、上記の本を生むきっかけの一つとなるのです。

IMG_9947.jpg
 なお、その徳川さんのイラストが沢山載った図鑑がこちら。昨年出された『世界の恐竜MAP』。今更の紹介ですみません。楽しい本ですよ。オススメです。

 さぁ奥さん、話はこれからですが、案外長くなりそうなので、今宵はここまでにしとうござりまする。なんせ土器の実測しないと、諸磯警察に逮捕されますので(あぁ、この悲しい話も、またどこかで)。

冬よさらば

春の気配

IMGP5440_201703121603080e2.jpg

IMGP5432.jpg

IMGP5536.jpg

考古ネタ…、本の話…。

18回目のインフルエンザ、ではない。

 いやいや奥さん、3月と言えばそう、フジモリがインフルエンザに感染する季節ですね♪ そして今年もまた、例によって高熱でダウン!またか、またインフルでdisられるのか?!

IMG_9921.jpg

 検査の結果、幸いインフルエンザではなかったものの、2日間ダウンしておりました。危ない危ない。というか、関係各位、ご迷惑お掛けしました。

IMG_9923.jpg
猫のイコロと寝てたのみ。

 でもまぁそんなこんなで、本日、18回目の結婚記念日を向かえました。体調不良で、おめでとう!
 あ、でも妻よ、夫の記事の出てる日の新聞を、揚げ物で使うのやめれね♡

(考古学ネタの話題いくつかは、また後日)
 

眼鏡を川に流すな!

 はい、眼鏡に慣れません。

 さて、本日からしばらくの間、またまた我が職場にいろんな大学の若人(一部おじさん)が、栃原岩陰遺跡の遺物整理作業に来てくれます。皆さん、楽しくやりましょう。

 職場と言えば、先輩にいろいろ暴露されました。まぁ、面白いからいいか。

 あ、3月3日の9時くらい?、FM長野で私へのインタビュー?が流れます。当の本人はその頃ちょうど、小学校の雛流し行事で、極寒の川の中…。聴いてね奥さん!

老眼じゃないのよ!

ついに、眼鏡デビュー!

IMGP5523.jpg
昨日受け取りました。
さて、オサレだけどもゴロッとかさばる、なんつー使いにくいケースだと思ったら、

IMGP5525.jpg
畳めた!


しかし慣れないせいか、かけるとなんだかフラフラします。しばらくは、様子を見ながらでしょうかね。

拙著『信州の縄文時代が実はすごかったという本』(タイトル長い…)

 おかげ様で、拙著『信州の縄文時代が実はすごかったという本』(信濃毎日新聞社)、無事刊行されました。一部の書店等ではすでに購入可能のようですが、大手通販では在庫が有ったり無かったり(単に数が少ないだけだと思いますが)、一部混乱をお掛けしているようです。まぁ、急いで読まないと困るようなものではございませんので、今しばらくお待ち頂ければと思います。

IMGP5429.jpg

 しかしなんですね、自分で書いた本を宣伝するというのも、なかなかに恥ずかしいものがありますね・・・と言いつつ、がっつり写真撮ってますが。


 そんな中、ある方が、ご自身のブログに、こういったかたちで綴って下さっていました。
今月の読本「信州の縄文時代が実はすごかったという本」(藤森英二 信濃毎日新聞社)信州の縄文研究系譜を継ぐ研究者が挑んだ、美しく丁寧に描かれた机上の八ヶ岳縄文ミュージアム
 褒めて頂き過ぎですが、こちらの意図を汲み取って頂いている部分が多く、素直に嬉しいものでした。ありがとうございました。もし多くの方にこのように受け止めてもらえれば、これ以上の喜びはありません。


 まぁ内容について自分で語るのはなんなので、次回は感謝の気持も込めて、この本の経緯を紹介したいと思います。思えば、恐竜がきっかけでした(いや、マジで)。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

被災していない私たちの手で
(公社)日本愛玩動物協会
妻が長野支部の事務局長を務める団体の協会本部で、被災動物救援活動を行っています。
ようこそ A.E.G Cafe へ

A.E.G

Author:A.E.G
ここは標高1200mにある
「A.E.G自然史博物館」の喫茶室です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。

関連サイト
カテゴリ
館長のつぶやき
最新コメント
おじゃまいたします
主に古生物について
ふらぎ雑記帳
タブリンの窓
umrおかめ通信
左上腕骨内側
ヤマモト生物模型作業週報

主に犬について
犬3頭と夫婦のノンビリ生活
座敷わらし犬とうさぎガーデン

主に考古学について
八ケ岳だより
日々のできごと、ときどき考古学

お友達のブログ
Lotus Root Design
めいのはま日記
縄文遺跡の上にある「富山県朝日町」お散歩日記
ぽこぽこ手帳

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ブログ内検索
RSSリンクの表示